jitccは、C/C++プログラムを実行時にコンパイルするツールである。ユーザがCのソースコードとともにjitccを呼び出すと、jitccは与えられたソースコードを実行可能バイナリに変換し実行する。jitc++はjitccの別名であり、C++のソースコードに対して用いられる。jitccを用いる場合、ユーザはターゲットアーキテクチャやOSに依存する実行可能バイナリを事前に用意することなしにCプログラムを実行できる。
jitccは移植性の高いBourne shellスクリプトとして実装されている。C/C++プログラムのコンパイルにはGCCなどの既存のC/C++コンパイラを用いる。jitccは多くのUnixシステム上で動作する。
簡単な用例は次の通り。
$ cat hello.c
#include <stdio.h>
int main(void) { puts("hello."); }
$ jitcc hello.c
hello.
詳細はjitcc --helpを参照のこと。
jitccはGCCなどのCコンパイラを必要とする。jitc++はC++コンパイラを必要とする。
基本的なインストール手順は次の通り。
$ ./configure $ make # make install (おそらくroot権限で行う必要がある)
デフォルトではgccがCコンパイラとして選択される。他のCコンパイラを指定するときは、configureスクリプト実行時に変数CCに値を設定すること。例えば次のように:
$ ./configure CC=cc
同様にして、変数CXXはC++コンパイラを決定する。
Copyright © 2006, 2007 若林 正樹
jitccはフリーソフトウェアである: GNU General Public Licenseバージョン2に基づいて頒布される。無保証である。